オーストラリアのプロポリスってどうなんですかね？

プロポリスの生産地はブラジルだけではございません。高品質で名高いブラジル産のプロポリスにも含まれるユーカリはオーストラリアから輸入されたもの。

ユーカリの葉から取れる精油は、殺菌作用や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があるとされています。オーストラリアの先住民族も傷を癒すのに利用していました。身近なところではアロマテラピーにも活用されています。「天然の抗生物質」プロポリスの中でも、オーストラリア産プロポリスを解明していきましょう。

オーストラリアといえば、ユーカリ！

オーストラリア産プロポリスについて知る為に、まずユーカリを知ることから始めます。
フトモモ科ユーカリ属の樹木で５００種類。こだわり出すとコアラに負けないくらい(コアラはユーカリの新芽しか食べないらしいので)アナタにぴったりのオーストラリア産プロポリスに出会えるかも知れません。
ユーカリ油には、シトロネラール、シネオール、ピネンなどの成分が含まれており、殺菌・解毒作用、鎮痛作用(筋肉痛や打撲の痛みを和らげる)、集中力を高める、花粉症の緩和の効果が知られています。
プロポリスはセイヨウミツバチのように、木の内部にできた洞窟状の空間に巣を作る性質のミツバチでないと作りません。
成分は、樹脂(５５％)、蜜蝋(３０％)、油性物質(１０％)、花粉(５％)です。
つまり約半分が樹脂なので、ユーカリのことを知っておくとオーストラリア産プロポリスが解りやすくなります。

他の産地は？？

プロポリスの産地としては、他にもヨーロッパやブラジルや中国が知られています。
それぞれのプロポリスの原料となる樹木(樹脂、新芽)は、ヨーロッパと中国は主にポプラ、ブラジルは主にアレクリン・ド・カンボです。
ポプラにはフラボノイドが、アレクリン・ド・カンボにはフラボノイドとアルテビリンC(桂皮酸誘導体)が多く含まれています。

どう飲み分けたら良いの？

成分の樹脂が違うと色や香りにも大きな違いが現れますし、飲み続けることで健康維持を助けてくれるプロポリスでも、特にどんな効能を期待したいかによって選び方が違ってきます。
プロポリスの効能として知られる、抗菌作用、抗炎症作用、鎮痛・麻酔作用、免疫機能増強作用、抗酸化作用などの中でも、今回取り上げているオーストラリア産の場合は、痛みを和らげたい時に選ぶのが良いと考えられます。
頭痛、歯痛、歯槽膿漏などに服用または塗るという方法もあります。
医療で使われる麻酔薬と比較したデータによると、局所麻酔に使われるキシロカインの３～４倍、５％濃度のノボカインと同じ程度の麻酔効果を持つとされています。また、精神安定化作用もあるのでリラックスすることでもたらされる健康改善にも取り組めます。