どうしてプロポリスはこんなに高いのか!?
養蜂産業としてポリネーション、蜂蜜、ローヤルゼリー、プロポリス、蜜蝋、蜂毒などが知られています。その中で健康食品としても名高いプロポリスは、蜂蜜やローヤルゼリーに比べて割高な価格です。理由は、取れる量が少なく人工的にも生成することが出来ないからです。
プロポリスとは、セイヨウミツバチが巣を守るために作る「防御壁」です。
高価な理由は成分の違い!
成分の比較をしてみましょう。
◆ハチミツ◆
・糖質(約80%)
・水分(約20%)
◆ローヤルゼリー◆
・水分(67%)
・タンパク質(12.5%)
・糖質(11%)
・脂肪酸(5%)
・ミネラル、葉酸など(4.5%)
◆プロポリス◆
・樹脂・バルサム(55%)
・ワックス(30%)
・油性物質(10%)
・花粉(5%)
ミツバチの中でもセイヨウミツバチという起源はアフリカにある古くから養蜂産業を営む人達の生活に密接に関係してきた種のものでないとプロポリスを作りません。
ハチミツはミツバチが花蜜を採取して巣の中で貯蔵する栄養源ですね。
ローヤルゼリーは働き蜂が花粉やハチミツを食べて、分解・合成し上顎と下顎の咽頭腺や大腮腺から分泌する物質ですね。
プロポリスはセイヨウミツバチが巣を樹木の洞の中に作る習性を持っていて、外敵が侵入しやすい環境で暮らしているので巣を守るために作るものです。
巣の構造補強、入口を塞ぐこと、微生物や菌の抑制、侵入してきた動物をミイラ化させ無臭・無害とするなどの機能があります。
なので、ご想像の通り古代エジプトではミイラ作りの防腐剤としても利用されていたようです。
人の体に対しては、抗アレルギー作用、抗癌作用、抗天症作用、鎮痛麻酔作用、免疫増強作用、抗菌作用、抗酸化作用などがあると知られています。
プロポリスはビタミンCと一緒に摂ろう!
プロポリスの弱点を挙げるとしたら、ビタミンCが含まれていないことです。
ローヤルゼリーには微量ですが含まれています。
なので、ビタミンCを一緒に補いながら摂取するのが最も効果的です。
価格が高価になってしまうのは、まず一つ、取れる量が少ないことと、産地もヨーロッパ、カナダ、アメリカ、中国、ブラジルなど様々でその地に生息する樹木によって有効成分の含有量が大きく変わってくることも要因として考えられます。
薬ではないけれど、病気の予防や体質の根本治療になる効能を持っていて天然成分だということもあって誰でも安心して飲めますし、今後も需要が高まる可能性も存分に秘めています。
続けられる価格帯のものを探すことも出来ますが、効き目を考えるとアナタ自身の体に合ったプロポリスを探すことに重点を置いた方が結局は効率良く健康を維持することに繋がります。
2017年9月25日 カテゴリー: プロポリスとは??